今日（24日）参議院議員選挙が公示されました。投票日は7月11日だそうです。『朝日新聞』朝刊には、各政党のマニフェストが掲載されていました。もっとも違和感をもつのは、「経済成長率４％を実現します」「強い経済、強い日本を実現します」系の公約です。私個人としては、経済成長しなくても良いし、別に強くなくてもいいけど、限りある資源をうまく活用し、分かち合い、お互い助け合っていけるような社会になってほしいなと思います。医療や教育など基本的なサービスが経済階層にかかわらず誰にでも開かれていて、市民農園がもっと盛んになって、自分たちの食べるものを自分たちの手でつくる体験をより多くの人ができ、食の安全や農業を取り巻く問題により多くの人が関心を持てるような社会になったら良いなあと思います。経済成長といっても、海外に工場を置く多国籍企業がたくさん儲けても、私たち庶民の暮らしにはメリットなんてありません。規模を大きくしたり、強くなったりすることよりも、多くの人が安定した生活を送れるようにすることのほうが大切じゃないかなと思います。あと、次元は違いますが、テレビなどで一日中「これは女性向き」とか「女性だったらやっぱり○○が好きですよね」「女性に好評の」みたいな表現を垂れ流すのをやめて欲しいとつくづく思います。ピンク色の洋服だって、おしゃれなカフェだって別に男性が好きでも構わないでしょう。そういう可能性とか、想像力を働かせる余地を奪うテレビ番組を見るにつけ、とても不愉快になります。まあ、これについては、台湾にいるときと同様「テレビを見ない」ことによって不愉快な思いをすることを避けるしかないのでしょうが。

とにかく、私個人としては、強くなること、大きくなることよりも、日々の生活を充実してすごせることの方が大切だと思うのです。充実しているかいなかは、お金をたくさん稼いだか否かとはイコールではないと思うのですが･･･。