有趣的小角落
最近台湾では全面禁煙になりました。家屋内はもちろん、戸外でも3人以上集まるところでは喫煙が禁止されているそうです。私は喫煙者ではないので、実のところ、この法律の仔細については良く知りません。
私もタバコの煙がもくもくしている場所に長時間滞在するのは苦手です。でも、人がタバコを吸うために集まる空間を観察するのは好きなのです。
ある場所を理解したいと思ったとき、私は、タバコの吸殻がたくさん落ちている場所や、タバコの空き箱の銘柄をチェックします。タバコの吸殻がたくさん落ちている場所は、そこが喫煙に適している場所なのです。どのような場所かというと、あまり他人から見えなくて、通風が良くて、でもちゃんと退路が確保されているような場所です。こういう場所は、人が集う良い条件が整っているのですから、禁止看板を立てて人を追い払うよりも、むしろきれいに整備して、誰でも快適に使用できるよう工夫した方がよいのではないかと思うのです。
ここは某科学技術大学の校舎2階です。床面にある黒い斑点は、以前この場所が自然発生的に形成された喫煙スペースだったことを物語っています。この場所に立ってみると、確かにここは気持ちいいのです。通風よし、景色よし、寄りかかれる壁もある。ここから学生を追っ払うのはちょっともったいないような気がしました。
だってほら、ちゃんと灰皿まであるんですよ。私は喫煙者ではないので、この穴が灰皿として使えるなんて、思ってもみませんでした。
学校に喫煙空間があると、教育部の「評鑑」のときに減点になるのかもしれませんね。学校側としてはいろいろ困ることがあるのでしょう。でも、だったら、ここを非喫煙者も楽しく利用できるような空間に改造することは不可能なのでしょうか。安全な柵を設けて、椅子を置いてみるとか。実現可能な良い案があればいいなと思いました。
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