[KOHSHI] FROM KOHSHI 2010/08/07
ROCK THE FELLOWS 2010夏 新作完成です。
今回はドイツの画家、アルブレヒト・デューラーの「祈りの手」をモチーフに
MICROCOSMのイメージで作りました。
それをモチーフにしたのにはその作品が出来るまでの
こんなエピソードに感銘を受けたからです。
ちょっと長いですがこんな感じです。
デューラーは幼い頃から画家になることを夢見ていました。
ついに故郷を離れた彼は、偉大な芸術家の元で勉強を始めました。
そんな中、同じような夢を持つ友人ハンスに出会い、彼らはとても貧しい共同生活を始めたのです。
彼らは生活と学びを続ける中で、両方を両立させることの難しさをまざまざと知らされました。
それで、ハンスは自分が働きながら生活を支えるから、先に学びを終え、
作品が売れ始めたら次は自分と交代すればいいと提案したのです。
友人の熱心な説得によって、デューラーはついにはその提案を受け入れ、
ハンスがくたくたになるまで働いて生活費を稼ぎ、デューラーは熱心に学びを続けました。
そして、ついにデューラーの木製の彫刻が売れはじめ、
ハンスもやっと画家に復帰できる日がやってきたのです。
ところが、重労働によってこわばり曲がってしまった友人の指は、
かつての技法で描くことが出来なくなっていたのです。
デューラーはショックを受けました。「ボクのために、ボクの犠牲になって、君は・・・ すまない・・・」 小さな震える声でわび、そしてハンスの家を出て行きました。
自分の成功が友達の犠牲の上に成り立っていた。彼の夢を奪い、僕の夢が叶った。
深い罪悪感に襲われる日々を過ごしていたデューラーですが、
「何かボクに出来ることは?」「少しでも彼に償いを!」という気持ちに押し出され、
彼はもう一度彼の家を訪ねました。
すると、ハンスが静かに祈りを捧げていました。
歪んでしまった手を合わせ、一心に祈っています。
「デューラーは私のことで傷つき、苦しんでいます。自分を責めています。
神さま。どうかデューラーがこれ以上苦しむことがありませんように。
そして、私が果たせなかった夢までも、彼が叶えてくれますように。
あなたのお守りと祝福が、いつもデューラーと共にありますように。」
自分のことを恨んでいるに違いないと思っていたのです。
その彼が、自分のことではなくボクのことを一生懸命祈ってくれている。
仲間の祈りを静かに聞いていたデューラー。祈りが終わった後、彼に懇願しました。
「お願いだ。君の手を描かせてくれ。君のこの手でボクは生かされたんだ。
君のこの手の祈りでボクは生かされているんだ!」
まずはワークシャツ!
どでかいバックプリントでインパクト大!
勿論デザインは全部手描きでございます。
フロントのワッペンもいい感じです。
こちらポケT!
ポケットから覗く「祈りの手」が技あり!って感じでしょ。
英語のメッセージは「FREEDOM」の歌詞を使ってます。
こちら黒もあります。
でヘアコンチョ!
髪を留めるのは勿論、アクセとして着けても全然OK!
そんな感じで初日、赤坂で諸々お待ちしております!