2012-09-10 23:04:34Akizora

尖閣近くの島で日中台協議を提案 台湾総統

  台湾の馬英九(マーインチウ)総統が7日、台湾最北端の島、彭佳嶼を視察し、尖閣諸島問題について日台、中台、日中で対話を始め、日中台の三者協議へと発展させたいとする提案を発表した。尖閣の領有権と問題解決への主張をアピールする狙いだが、台湾では冷ややかに受け止められている。

台湾最北端 たいわんさいほくたん  視察 しさつ   対話 たいわ

協議 きょうぎ  領有権 りょうゆうけん  狙い ねらい

冷ややか ひややか

彭佳嶼は面積1.14平方キロ。日本統治時代からの灯台があり、今は警備と気象観測の要員が常駐。台湾の有人島で尖閣に最も近い。

面積 めんせき  平方キロ へいほうきろ  統治 とうち

灯台 とうだい  警備 けいび  気象観測 きしょうかんそく

要員 よういん  最も もっとも

馬総統は、8月初め、尖閣をめぐる争点の棚上げと共同開発を核とする「東シナ海平和イニシアチブ」を発表しており、今回の提案はそれを具体化したものだ。だが一方で馬総統は日本による尖閣国有化について「一切認めない。日本が釣魚台(尖閣)を取得した過程は国際法に違反し、侵略、不法占拠だ」と強く非難した。

争点 そうてん  棚上げ たなあげ  共同開発 きょうどうかいはつ

核 かく  国有化 こくゆうか  認めない みとめない 

侵略 しんりゃく  不法占拠 ふほうせんきょ 非難 ひなん

                      朝日新聞により