2015-01-28 22:35:47pochi

冬之朝

今日も寒い一日でした。

今日は日本語の詩です。中原中也をご存知ですか。
中原中也を知らない人でも、この詩は有名ですね。

汚れっちまった悲しみに……

        中原中也

汚れっちまった悲しみに

今日も小雪の降りかかる

汚れっちまった悲しみに

今日も風さえ吹きすぎる

 

汚れっちまった悲しみは

たとえば狐の革裘(かわごろも)

汚れっちまった悲しみは

小雪のかかってちぢこまる

 

汚れっちまった悲しみは

なにのぞむなくねがうなく

汚れっちまった悲しみは

倦怠(けだい)のうちに死を夢(ゆめ)む

 

汚れっちまった悲しみに

いたいたしくも怖気(おじけ)づき

汚れっちまった悲しみに

なすところもなく日は暮れる……

 

中原中也(1907429日-19371022日),日本詩人、歌人、翻譯。舊姓柏村,在早逝前留下350篇以上的作品。

中原 中也(なかはら ちゅうや、1907年(明治40年)429 - 1937年(昭和12年)1022日)は、日本の詩人、歌人、翻訳家。旧姓は柏村。夭折したが350篇以上もの詩を残し、一部は、中也自身が編纂した詩集『山羊の歌』、『在りし日の歌』に収録されている。訳詩では『ランボオ詩集』を出版するなど、フランス人作家の翻訳もしている(他に少量だがアンドレ・ジイドほか)。  (ウィキペディア)