この冬休み、マイアミに住む佩の友達の計らいでアパートの空き部屋を冬休み提供して貰える事になった。LC手続きの為、２１日からクリスマスまでしか時間が取れなかったのだが、その分凝縮された中身の濃い旅行であった。マイアミ迄１２００マイル、車での片道１８時間を佩と二人で交互に運転、その道程も含めて充実した数日間だった。

初日はダウンタウンとサウスビーチの見学。その前に佩の友達とそのルームメイトとでキューバスタイルの朝食を満喫した。一見普通のアメリカンレストランの一般的な朝食なのだが、いくつか違いがある。キューバスタイルのパンはぱっと見ナンをカリッとさせた様な独特なもので、バターをたっぷりと表面に塗ってある。オレンジジュースは絞りたての果肉入り、そしてコーヒーがレギュラーコーヒーの変わりにエスプレッソ。これをクイッと一杯いに流し込みキューバ人の一日が始まる。

米国のダウンタウンはどこも同じなのでマイアミダウンタウンを無料モノレールでサラッと見学した後、バスでビーチへと向かった。まず二人がした事、それは浜辺沿いのバーで大西洋を眺めながらカクテルを飲み、ゆっくりと流れる南国の休日を実感した。佩は大学院、俺は教職の毎日からの一時の開放。その開放感を常夏のマイアミで、しかもこうして佩と感ずる事が出来て幸せに思う。

その後砂浜沿いに１０ブロックほど散歩、一本内側の商店街通りを歩き、その後アパート近くの日本食レストランで夕食。ハワイより一年振りの寿司を食し、マイアミでの一日が過ぎていった。