2011-01-16 10:33:52雪子

2011年1月上半個月閱讀筆記

   

自從離開台北、懷孕後到現在,行動變得不方便,出門需要別人的幫助,照顧寶寶,我的時間會被切割,不過希望至少我的內心保有自由,為了捍衛內心自由-就算沒有能跟我討論書籍內容也沒有關係-,應該要大量閱讀。今年目前只讀完三本書,按照這樣的速度很難達成一年讀完一百本書,我不能再這樣了。

産後ケアセンターを退院してから2週間ほど経ちました。まだまだ赤ちゃんを連れて単独の外出はできず、日中あかちゃんと二人で過ごすときは、彼のお世話と部屋の中でできることをするので精一杯、家全体の掃除やペットの世話などの家事も夫が帰ってきてからしています。

産褥期間は本を読んではいけないと周囲からも産婦人科の主治医からも言われていましたし、実際のところ本を手に取る体力も気力もなかったので、まったく本を読むことができませんでした。そのせいで、昨年の1年100冊読破計画は頓挫しました。

大学院は休学、講師の仕事は4月までお休み(といっても早めに授業準備をしておかないと大変です。また胃潰瘍になっちゃう。)なので、授業準備もかねてたくさん本を読みたいのですが、退院してすぐは赤ちゃんの様子が気になり、なかなか本を手に取ることができませんでした。

ここ2日間で、やっと授乳したり息子を抱っこしてあやしながら読書できるようになりました。3冊購入した本は2冊がはずれ、1冊はとても面白いものでした。面白かったのは、辻元清美と上野千鶴子の『世代間連帯』です。この二人の対談を読むと、自分の進路選択や発想、行動様式が、日本を離れたいまでも日本の制度設計とその変遷の影響を受けているのが良くわかります。この先、親の面倒を見なくてはならない期間を除いて、日本で生活したいとは思っていませんが、直接生活に影響する台湾の政策よりも、日本の政策の変化に関心が集中してしまいます。

その理由はいろいろあると思いますが、ひとつは、私の生活は、日本では制度の影響をもろに受けますが、台湾では私はもともと政府によって守られる存在ではなく、個人のネットワークに頼るしかないので、制度がどうなろうとあまり関係ないからかもしれません。

ここ数年間の経験からすると、確かに社会制度は私たちの生活に大きな影響を及ぼすので、より公平な制度を確立するための努力は必要だと思いますが、それと同じくらいに個人の相互扶助ネットワークを確立・維持することも大切だと思っています。良い制度も、それを運用する良い人材がいなければ意味がないのです。

上野千鶴子の『女ぎらい』と専修大学でのシンポジウムを書籍化した『「生きづらさ」の時代』ははずれでした。『女ぎらい』は実はとても期待していたのですが、この本に書かれている内容と、海外で高齢出産し、新米ママとして関心を持っているテーマはずいぶんかけ離れていました。日本社会のミソジニーについてはとても関心があるのですが、もっと違う側面ーメディアがとりあげないミソジニーについて分析してほしかったです。

シンポジウムの本は、香山リカと上野千鶴子が講演したものが掲載されていますが、内容が薄いです。後半の学生代表の対談もつまらないです。たしかに大学のシンポジウムだし、学生向けに企画されたのだから、当事者がどう受け止めたのか掲載してもかまわないとは思いますが、定価で購入して取り寄せた私にとっては、それだけの価値がないと感じさせるものでした。これなら小説でも買ったほうがずっとよかったです。激しく後悔しました。


















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