後退?關於言論自由
早上一打開信箱就看到如下新聞,我就嘆息。雖然我每天花很大的力氣避免接觸台灣的新聞報導,不過我生活在台灣,透過朋友的描述或自己的觀察,我也感覺到這幾年來社會氣氛的變化。
下面的報導指出,台灣的民主、言論自由退步,根據無國籍記者組織的調查,台灣的新聞報導自由程度從兩年前的第32名滑落到第59名,現在台灣不如香港。
不過,這很難說。
第一,有些人根本不在乎這些。我認識的一個年輕台灣女研究生對我說,她很喜歡小偷被抓起來後一個禮拜內被槍斃的中國某城市。或許,對某些人來說,重要的是「有秩序、治安好」,希望「壞人」都要被槍斃,從自己眼前消失。相對來說,言論自由真的一點都不重要。
第二,很難定義什麼是自由。我念研究所時,有一次我跟一位日籍學妹爭執。她當時研究上海,她去過上海一個月,她斷定中國沒有言論自由-因為它是共產主義國家-,相反的,日本資訊很發達,什麼樣的資訊都可以取得,日本有言論自由。
我當時(到目前為止也是)不認同她的看法,日本國內也有很多看不到的訊息,不能講的事情,只是大家自我催眠「日本有言論自由、不管什麼樣的訊息,我們都可以取得」而已。但是,她完全聽不懂我在說什麼,還幫我貼標籤,指責我偏袒中共,哈哈。看薩依德的《筆與劍》就知道,歐美的媒體、專家對中東的了解有多麼偏頗,一樣的,日本有日本的限制,台灣有台灣的問題。
所以,很難用一個標準來比較不同社會的情形。
不過,我還是覺得,這一年多來,台灣的變化太快了,我完全跟不上。
以下是新聞報導的轉載。
【東亜春秋】台湾は後戻りしているのか
2009.11.11 産経新聞
台北支局長・山本勲
台湾に馬英九・中国国民党政権が発足してほぼ1年半になる。支持率は当初の50%台から最近は30%台前後に低下しているが、この程度の落ち込みは台湾に限った話ではあるまい。問題は台湾の民主政治が後退しつつあるとの指摘が、このところ内外でよく聞かれることだ。「言論・報道の自由度が低下した」「電話の盗聴が増えた」「内外政策が中国の影響を受けやすくなった」-など。これらの指摘には肯定、否定の両論あるが、ともあれ中華圏で初めて実現した台湾の民主政治が色あせないよう願いたい。
国境なき記者団(パリに本部を置くジャーナリストによる非政府組織)は毎年、世界各国の報道自由度ランキングを発表している。先月20日発表の2009年ランキング(175カ国と地域対象)で、台湾は昨年の36位から59位へと大幅後退した。政府のメディアに対する干渉や、デモ参加者による記者への暴力などが理由とされている。一昨年は32位だったから2年連続の後退で、中国の特別行政区の香港(48位)以下という評価には驚かされた。ちなみに中国は168位、日本は17位だった。
筆者は台北に赴任してまだ8カ月だが、この20年近く毎年台湾を取材訪問してきたから時代の変化を感じざるを得ない。
台湾は中国や香港に比べ、政府・政党・企業・個人のあらゆる分野で取材の約束が非常に取りやすかった。ところが今回は、四半世紀前に別の新聞社支局長として駐在した北京時代を想起させるようなことが少なくない。
政府や企業に詳細な質問をそろえて取材を申し込んでもなかなか返事をもらえない。最後は「時間がとれない」とか、「答える立場にない」などの理由で断られることがよくある。地元紙の中堅・若手記者の話では、当局の意向にそぐわない記事を書かないようにと細かい指示、干渉を受けるケースが増えたという。
筆者が春に着任してすぐに感じたのは電話の異常である。市内電話なのに奇妙な雑音が入りエコー(残響)がかかり、果ては突然切れたりすることもある。北京時代や中国復帰後の香港ではしょっちゅう経験したことだが、台湾では少なかった。
台湾の技術はかなり高く、相手にまったく気づかれずに盗聴が可能とも聞いたが、こんな経験をする政治家やジャーナリストはあまたいる。地元メディアによると、王金平・立法院長(国会議長)は他人名義の携帯電話を何台も使って被害を防いでいるそうだ。
確かに蒋介石・蒋経国父子の国民党独裁政権時代の台湾は“盗聴王国”だった。党・政府・軍など各種の特務機関がそれぞれの組織、設備を駆使して中国の浸透工作や域内の反政府活動を見張っていた。李登輝政権の民主化によってこうした活動には法的な縛りがかかったと理解していたのだが。
また対中関係改善を最優先する馬英九政権は、中国の国益・価値観に配慮した政策をとらざるを得ない。世論の強い求めもありダライ・ラマ14世の台湾訪問は認めたが、厳しい活動制限が課されたもようだ。亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長の入境は拒否した。
自由・民主・人権の基本的価値観を共有する世界諸国は両氏の入国と活動の自由を認めている。馬総統には対中関係の改善に努める一方で、台湾の民主体制を進化させるという難題に取り組んでもらいたい。