辞意を伝えていた台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会の江丙坤理事長(76)は8日、馬英九総統の慰留を受け入れ、今年秋に中国の海峡両岸関係協会の陳雲林会長とのトップ会談が終わるまでの留任を決めた。
江氏の辞意は6日発覚。健康問題や、家族が中国でビジネスをしていることなどに批判が強まっていることなどが理由だった。関係者によると、江氏の辞意で与党、国民党内部では動揺が拡大。地元メディアの注目が集まる中、総統自らが初めて同会に足を運んで説得に当たった。
しかし江氏は昨年末から数回辞意を伝えていることが明らかになっており、今後も辞任問題はくすぶり続けそうだ。(共同)
産経ニュースにより