緑をもっと楽し
緑をもっと楽しむ
私をいつも原点に戻してくれるのが緑。
疲れも心の傷みも深く癒してくれる
森林に身を置くと、なんとなく心が落ち着き、居心地(いごこち)のよさを感じるという人は多いと思います。実はこれらにはきちんとした科学的な根拠(こんきょ)があるんですね。静かな雰囲気,美しい景色、穏やか(おだやか)な気候、キレイな空気。これらはストレスを緩和(かんわ)させるだけでなく、血圧を低下(ていか)させ、気持ちをリラックスさせる効果があります。そして最近、新たにわかって来たのが、森林浴が免疫力(めんえきりょく)に与える(あたえる)影響です。
免疫力に深くかかわっているのが、リンパ球の一種の<NK>細胞です。これは最近、テレビや雑誌などでも取り上げられていますから、ご存知の方もいるかもしれませんが、ガン細胞だけを選らんて消す、天然の抗ガン剤のような役割を果たして(はたして)いる細胞です。森林に二泊するという森林浴実験をいったところ、参加した人のNK細胞が活性化していました。ストレスホルモンも減少(げんしょう)しましたが、これは日常に戻ると、また元どおり。でもこのNK活性は、少しずつ落ち着いてはきましたが、その後約一ヶ月間続きました。細胞は一ヶ月以上生きるので、その影響がすぐ消えないんです。
霊芝(れいし)など、免疫力を高めるための民間療法は数々(かずかず)ありますよ。森林浴によるNK活性への効果は、それらをはるかにしのぐものです。近くの公園に2~3時間いるだけでも充分効果がありますが、費用もかかりません.檜(ひのき)が最も効果がありますが、どの木でもそう効果は変わりません。ぜひ緑のパワーをたっぷり吸収(きゅうしゅう)して、毎日健やか(すこやか)に過ごしてほしいと思います。
本篇摘錄自: 醫學博士李卿, 中國, 山西醫科大學畢業. 在鹿兒島大學取得博士學位, 從事免疫力專門研究...
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