2019-07-04 14:22:56艾立克雅客部落格

お世話になっております

お世話になっております。

先ほどは、SKYPE会議ありがとうございました。
質問事項について、回答を誠にありがとうございました。
住友社には今週中に2次報告書を求められております。

私が、本日の内容と合わせて、2次報告書を準備致しますので、
JMS社でも校正、確認をして頂き、その後、住友社へ提出します。
御社の試験結果(振動試験、充電サイクル試験)もお願い致します。
御社と意識合わせは行います。

[本日の議事録]:
・今回の件はTI社のIC(U2 内部短絡)が問題で、
 JMS社も被害者であり、住友社には可能な限り穏便な報告を行う認識。
 客先の不安要素については、可能な範囲で明確に回答を行う。

・JMS社依頼:
 住友社在庫分で、本該当ロットの内、未検査の個体は何台あるか
 住友社に確認を希望する。総数やグレーゾーン個体ついて心配している。

・TI社報告書の0.52%の不具合が、完全に断定出来る個体の割合なのか、
 グレーゾーンを含んだ割合なのかは把握は出来ない。TI社からの回答を希望。

・U2の波及性や後天的破損が無いとの認識。
 不具合該当はU2生産ロットNo(1449生産分)のみであり、それ以外は問題無
いとの認識。

・グレーゾーンの個体は、PIN1/2/3/4の内部インピーダンスを測定して確認
を希望。
 インピーダンス値の合格基準を明確にする事を希望。

・TI社報告書の対策後1600um範囲がわかりにくいが、
 住友社には概要として、PIN1/2/3の配線を2000um=>1600umに変更する
 事で恒久対策とし、1600umにする事での弊害は無いとの認識である事を報
告する。
 当然、TI社はICは全顧客仕向けについて、このICをPIN1/2/3の配線1600um
にする。

・後天的な悪化が無い事の確認として、JMS社では振動試験、サイクル試験を
 5pcsで行っている。現時点で振動試験は終了したが、問題は発生していない。
 サイクル試験は途中である。この試験結果は住友社へ報告を行う。

 また、経年劣化についてはIC内部の事であり、
 TI社の見解としては、状態は維持する。
 例えば、グレーゾーンで内部インピーダンス10KΩの個体も
 経年変化は無く、同じ10KΩを維持する。

・今後、お客様からの返却品は詳細を確認し、
 本問題に該当するのか?確認する。
    不具合の場合には代替品を提出する。

■補足
〇住友管理現状とグレーゾーン個体の判別方法検討:

 住友社は、先入れ、先出しを行っており、出荷や生産台数に
 よってBU11A/BU16の使用数(出荷数)を管理している。

 電池表示LEDは現在2個点灯(残量20~40%)の状態で納入している。30%品購入
    JMS社から届いた時点で26~28%程度であり、消費電流は非常に
 少ないので半年ほどは、2個点灯を維持するはずである。
 その為に、半年で、1個点灯の状態になれば、U2問題(グレーゾーン)と認識
をしている。

 現在、返却された個体42pcsは、ほとんどがLEDが全く点灯せず、充電をし
ても充電出来ない、
 もので、充電出来ない場合、過放電保護2nd(1.3V以下/Cell  Pack=3.9V以下)
 の電圧なので、相当な消費電流(=内部インピーダンス 300Ω程度)との認識
である。

 しかし、中にはLED点灯が全く点灯しない個体も、電圧は8V近くあり、
 充電出来るグレーゾーンの個体も存在は確認されている。

 この様な個体は、PIN1/2/3の内部インピーダンスを測定して確認をする事
を希望。
 例:正常品=1.5MΩ、NG品例=300Ωで5000倍の消費電流が流れる。
 PIN1/2/3端子のインピーダンスの合格基準を明確にする。(例 1MΩ以上は合
格など)

■TI社報告書の不具合確率について:
    JMS社では現在、報告書内0.52%の不具合が、完全に断定出来る個体の割合
なのか、
 グレーゾーンを含んだ割合なのかは把握は出来ていない。
 この点はTI社に追加確認を行う予定。
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以上、宜しくお願い致します。