2014-06-12 13:04:12小金老師

偶界前輩 日本朋友破魔矢的台灣三昧堂自創布袋戲簡介




出處:http://www.naksatra.com/pili/otherbubu.php

三昧堂

はじめに

 大きく分けると台湾の布袋戲は「伝統版」と「現代(電視)版」の二路線があり、現代版の覇者は「霹靂」で、「金光」が追随する。現代版は1970年代か ら既に40年の歳月を経ており、台湾の人々が幼い頃から慣れ親しんできた布袋戲だ。木偶を見かければ「史艶文」、「素還真」と呼び掛けられるほどそのキャ ラクター共々一般に浸透している。
これらのことから「霹靂」や「金光」が『布袋戲』を広める大きな原動力であることに疑問をさしはさむ余地は無いと思う。しかしながら、両者共に営利団体で あることは否めない。彼らの布袋戲の普及は営利目的と合致するわけだ。(特に霹靂多媒体は近年その傾向が顕著なように思われ聊か残念。)
 一方、これから紹介する『三昧堂』は、布袋戲好きの個人が集い自ら布袋戲文化の伝播活動に乗り出した団体だ。利益とは無縁の活動であることは特筆に値する。

三昧堂紹介

 『三昧堂創意木偶團隊』は「霹靂布袋戲」や「金光布袋戲」とは全く違った方向性で独創的な活動を展開している嘉義市に本拠を置く団体。 いろいろな職業のメンバーが「木偶好き」という共通項目で集い、趣味が高じて自分たちで木偶の設計・造形・衣装制作・武器や小道具製作、はては命名やキャ ラクター設定等、すべて自分たちで行うようになった。さらには木偶展示会・イベントなどでの布袋戲上演(操偶、台詞)さえこなしてしまうといった徹底ぶ り。ごく普通(?)のファンだった彼らが各々の専門を生かしつつお互いに活動に貢献しあって作り上げた団体、それが『三昧堂』である。

 商業的布袋戲の場合、キャラクターの著作権に異常なほどのこだわりを持ち、霹靂では本尊は一切の撮影禁止などというケースがあるが、彼らの創作した木偶 は撮影自由。実際に木偶を手に取り、操偶できる場も設けるといったファンにとっては嬉しい方針を掲げている。台湾人でも実際に木偶を触ったことは無いとい う人もいて、こういった活動は大変貴重なものだ。 彼らの地道な活動は、近年さまざまなイベントで広く知れ渡りつつあり、木偶という芸術作品の宣伝と布袋戲の伝播に大きく貢献している。

※ 霹靂や金光等のキャラクター木偶で無いものは、自創木偶と呼ぶ。当然三昧堂の木偶は自創木偶。