2004-07-20 17:14:13阿_光 _

深草閑居

生死可憐雲變更
迷途覺路夢中行
唯留一事醒猶記
深草閑居夜雨聲

元禅師「深草閑居」の旧跡と称されている。道元禅師ご自作の石像は今も当寺に遺され、境内には文化九年(1812)天照卍瑞和尚が再建した、道元禅師の作になる左記の如き詩碑がある。
生死可憐雲変更
迷途覚路夢中行
唯留一事醒猶記
深草閑居夜雨声
この詩の大意は次のように解される。
生あるものはいつかは死を迎える。丁度行く雲のようである。生死について今まで色々考えてきたがそれはすべて夢の中を歩いていたようなものであった。生死とは何か 今その真髄を得た。ときあたかもこの深草の閑居の夜、外は雨音しきりである。