天目陶器とは
中国華北で古代最
も注目された商品の
一つは、黒釉で焼成さ
れた「河南天目」でし
た。しかし、天目の名前
は杭州付近にある天目山か
ら来ています。というのは当
時多くの陶磁器が杭州から日本
へ運送され、天目の名前も有名になっ
たのです。
唐の時代に、江南で飲茶の風が始まりました。ここで
人々は、お茶の緑が黒釉の中で一番美しく映えることを発
見して、天目茶碗が天下に名を馳せるようになったのです。
実は、本当の天目は十世紀に、福建の建窯で焼かれたもので
す。ただ当時は品質がよくありませんでした。南宋の時代
に、天目の質はよくなりました。
当時は素地に、厚い油性の鉄釉を塗ったので、底部には
自然に釉が垂れて溜まります。この時は黒褐色が主な色で
す。兔の毛のようなブルー或いは鉄灰色の糸状の模様、それ
に結晶が集まってできる藍の油滴の融合した出来具合は何度
見ても厭きません。唐、宋の時代に、何人かの日本人僧侶が
天目を日本へ持ち帰り、それから日本人が愛するところとな
り、天目の焼成は、芸術家の一種の修行のようになりまし
た。
和光天目――大器仁に至る
台湾では、現在多くの天目の焼き物の、造形、色彩内容とも
にとても優れています。それぞれの陶器作品の表現はまさに神業
で、種類も多く絢爛として目を奪われます。
「什一窯」は「和光天目」として完成品は命名されておりま
すが、一には「一塵にも染まらず」と自らを励まし、二には、麗
しい姿で、この世の浄土に優れた仁徳を現し、それでもって造物
主の天の光を讃え言祝いでいます。つまりもっと分
かりやすく言えば、この天目によって人々の
心情がリラックスして楽しくなるという
ことです。ですから、その精神は「大
器仁に至る」と称されます。
天目茶道
麟山に住み、心清らかで朗らかで、
一塊の土に、心酔し、窯に熱い情熱を注ぐ
愛と美と真実のために
天地は方円にして
陶器の光が海のようであるようにと期待し
真如の門、または生が門と化して、
権勢など必要なく、ただひたすら努力を続ける
ストレスを捨て去り、転変の俗世を悟る:
ああ、この天目は、生命の歌舞
さあ、さあ、茶を飲もうではないか
一つ心に双葉の茶、ほんとうに
自他共に、この世の憂さを忘れ去って
坐看爐火純青,心懷天目涵碧
As I watch the kiln reach the right heat
I wait for the glittering of the tianmus
Email:tithing.kiln@gmail.com
Phones(Home):(02)2636-5286
(Studio):(02)2636-8580
Mobile:0988-777-183
台北縣三芝鄉新庄村庄子51-27號
什一窯
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