2003-12-15 23:30:52藍雪薇莉

いつも何度でも

呼んでいる 胸のどこか奧で
いつも心躍る 夢を見たい

かなしみは かぞえきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

くに返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道はつづいで見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奧で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海のかなたには もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのはかに 見つけられたから