今日は休日ですが今日のニュースで、日本の前原国土交通大臣が、「来年から羽田を国際化し、ハブ空港にします。」との発言をした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091012-00000013-mai-pol

成田か羽田かというのは、昨今あちこちで議論されており、それに一つの日本政府の考えを述べたことになります。あちこち、とくに雇用を抱える千葉県からは反発が予想されますが、まあ、予想されたというか妥当な選択かと思います。

 

　

　成田空港はアクセスの不便さがよく言われます。確かに、先日の颱風の時のように、移動手段が全滅してしまうと、結構たいへんです。距離的には、桃園国際空港や仁川国際空港も同じようなものかもしれませんが、日本では「タクシー」という交通機関が公共交通機関ではないので「高い、ということ」なかなか大変です。でも問題はそこだけではありません。
　遠いと言っても線路は繋がっているのですから、空港にはたどり着きます。鉄道運賃はそれほど「有料特急に乗らなければ」高くはありません。でも、ここに一つ大きな問題があります。
　成田空港は24時間空港ではないので、空港で働く人がシフトでなく日勤で通勤します。そのため、朝便に乗ろうとしたとき、あるいは夕方便で帰国したとき、有料特急でないと電車がすごく混み合って、とくに大きな荷物を持った帰国時には、非常にいやな思いをします。こんへんは簡単な解決策がありそうですが、既得権を持つ成田空港の職員が改善するとも思えません。このあたりはアクセス時間というよりアクセスの方法数、ということで、羽田になれば大きく改善されると思います。

　また、上の写真のように、ターミナルが古い設計なので、飛行機を降りてからものすごく歩かされます。歩いて、電車に乗って、歩いて　そして　イミグレーション　ということもあります。仁川やチャンギを見習ってほしいと思います。

 

 

　

 

とはいえ、チャンギ、仁川、桃園に比べると、羽田も成田どちらも小さいので、どちらかに決めるのではなく、両空港をうまくジョイントさせていかないといけないかと思いますが。