最近とみに気が短く（たんぱら）になっているような気がしてならない。昨日も、成田空港から都心に戻るバスが渋滞に巻き込まれただけで、いらいらしてしまっていた。最近仕事が忙しいことと、周りのいろいろな人に頼られることが多くなっていることが、いらいらの原因であるのだろう。仕事が忙しく、また、頼られることは、社会で仕事をしてゆく上で大事なことなのだけれど、あまりに理由もなく頼られると、「そのくらいのことは自分でやったらどうだ。」と、言いたくなる。とはいえ、人は基本的に「なるべく面倒なことは自分ではしないようにする」生き物だから、そこはやむをえない。ときどき、面倒なことをやってもらうときには、十分感謝しなければならないのに、「もうすこしやってよ。」と思うのは、とても不遜なことなのだ。こうして文章にしてみると、自分がいかに卑小で、つまらないことでいらいらしているのかわかるのも不思議なことだけれど。

春三月、あちこちで梅が花をつけている。あまりいらいらしていると、梅の香りすら、味わうこともできない、野蛮な人間となってしまうので、来週は少し落ち着いて、ゆっくりやってゆきましょうか。

まずは、床屋に行って、頭をさっぱりしましょうか。