2007-02-19 13:54:09pochi

一将功成万骨枯

日本では、4月から3月までが、一つの年度なので、2月も末となると年度末である。梅の花が咲く年度末ともなると、あちこちで社内での人の移動、人事の話に花が咲く。人事は通常偉い人から決まってゆくから、順に影響を下の方にも与えてゆき、下の方の人事は、理由がよくわからない人事、というモノもときどき見かける。まあ、下の方の人事は、会社に影響を与えるわけではないから、それでもいいのかもしれないが、移動する当人にとっては、人生そのものを左右するような移動、であることが多い。こういった人事制度(日本の?)の為、動かす方はあまり考えずに動かすのに、動かされた方は、(動かした上司を)殺してやりたいほど恨んでいる(ほんとうに殺してやりたい、というわけではもちろんないが)、という現象が発生する。でも、ふつうは、その後出会っても、にこにこしながら「以前はお世話になりました、」などと言うから、恨まれている方は、ほとんど気がつかないことが多い。こうして書いてみると、とてもおかしなシステムのような気がするが、周りを見ると、意外とこれが現実のような気がする。
 我が身の回りは、今のところ、恨むことも恨まれることもないが、会社に勤める限りは、多かれ少なかれ、この問題には悩まされるのだろう。

沢国江山入戦図
生民何計楽樵蘇
憑君莫話封侯事
一将功成万骨枯
(己亥歳  曹松)

なかなかたいへんです。

今日は春のように天気が良かったので、昼に散歩をしてきました。外苑の森も、気持ちがよい緑です。