2004-07-03 17:51:34pochi

東京湾好日

7月2日

あなたは、陽に焼けた顔で、
レインボーブリッジから見た、
晴海埠頭の話を続ける。

梅雨のなかやすみの午後、

あなたがシャワーを浴びると、
塩味の効いたクッキーの香りが、
私のハナをくすぐる。
それは、
あなたが今日見てきた潮の香り。

私はグラスに氷を入れ、
碧い海色のお茶を注ぐ。

このまま、時間を止めてしまいたい、
些細な幸せ。