2006-07-09 21:13:56

°ܤ 三月九日




流れる季節の真ん中で

ふと日の長さを感じます

せわしく過ぎる日々の中に

私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて

桜のつぼみは春へとつづきます

溢れ出す光の粒が

少しずつ朝を暖めます

大きなあくびをした後に

少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち

気づいたことは 1人じゃないってこと

瞳を閉じれば あなたが

まぶたのうらに いることで

どれほど強くなれたでしょう

あ な た に と っ て 私 も そ う で あ り た い

砂ぼこり運ぶ つむじ風

洗濯物に絡まりますが

昼前の空の白い月は

なんだかきれいで 見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど

天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで

羊雲は静かに揺れる

花咲くを待つ喜びを

分かち合えるのであれば それは幸せ

この先も 隣で そっと微笑んで