2012-05-21 00:23:00Akizora

対中政策は現状維持…2期目就任式の台湾総統

【台北=源一秀】1月の台湾総統選挙で再選された国民党の馬英九(マーインジウ)総統(61)の就任式が20日、台北の総統府で行われた。

選挙 せんきょ  再選 さいせん  就任式 しゅうにんしき  行われる おこなわれる

 馬総統は2期目の就任演説で、対中国政策について「統一せず、独立せず、武力行使せず」という「三つのノー」を1期目に続いて示し、現状維持を図りながら、経済など広範な分野で交流を進める考えを示した。

演説 えんぜつ  政策 せいさく  統一 とういつ  独立 どくりつ

武力 ぶりょく  行使 こうし  図り はかり  広範 こうはん

進める すすめる  示す しめす

 馬総統は演説で、中台関係について「中華民国の中の2地区(大陸地区と台湾地区)」と位置づけ、中台は「(それぞれの政権が統治する)現実を直視し、互いに主権は認めないが、統治権は否定しないとの共通認識で前進すべきだ」と述べた。

中台関係 ちゅうたいかんけい  統治 とうち  位置 いち  直視 ちょくし

認める みとめる  否定 ひてい  共通認識 きょうつうにんしき

互いに たがいに  前進 せんじん

 馬総統は就任式後の記者会見で中台間の平和協定について、「今のところ計画はない」と明言し、民主化や人権状況で格差のある中国との政治面での関係強化に慎重な姿勢を強調した。

記者会見 きしゃかいけん  格差 かくさ  慎重 しんちょう

                      2012年5月20日読売新聞により