文章の練習1
効果 こうか 情報量 じょうほうりょう 集中 しゅうちゅう
活用 かつよう 一貫 いっかん 方針 ほうしん 綿密 めんみつ
予備知識 よびちしき 与える あたえる 市販 しはん
自主制作 じしゅせいさく 独自 どくじ
挨拶などの言語行動のときの体の動かし方など、ビデオを見せるのが効果的です。「すみませんが……」と何かたずねたりする時、背をのばして腰に手をあてたり、胸をはって堂々と話しだしたりすることは異様です。男性でも案外小腰をかがめているものです。こうしたことをビデオで悟らせることはそれこそ「百聞は一見に如かず」です。
挨拶 あいさつ 言語行動 げんごこうどう 動かす うごかす 腰 こし
堂々 どうどう 異様 いよう 案外小腰 あんがいこごし 悟る さとる
百聞は一見に如かず ひゃくぶんにいっけんにごとかず
また、映像だけ残して音声を消して何と言っているか考えさせることも、場面を選べばばできることです。つまり初級では日常のあいさつや依頼の応答場面など、中上級では反論や慰めの場面など。学習者に言わせてから巻き戻して音声を聞かせます。ばっちり正解か正解に近いかなど教師がコメントすれば効果的です。何よりも学習者が受け身でなく積極的に参加できる点に意義があります。この点では、いったん止めて先を予測させてから、次を見せるという「予測方式」も同様の効果があり、これは巻き戻しの手間がいりません。音声テープでもできることですが、ビデオのほうが迫力があります。
映像 えいぞう 音声 おんせい 場面 ばめん 中上級 ちゅうじょうきゅう
応答 おうとう 反論 はんろん 慰める なぐさめる 巻き戻す まきもどす
正解 せいかい 受身 うけみ 積極 せっきょく 手間 てま
迫力 はくりょく
さらに一定の場面の状況を描写させる「描写練習」があります。以前わたしが『サザエさん』の中で、カツオが教室で濡れたままの雑巾をぶつけあって級友と喧嘩していて、先生の姿を見てあわてて雑巾をしぼる場面を見せ、カツオの行動を描写させたところ、上級の学習者でしたが「濡れたまま」や「しぼる」などは容易に出てこなかったことがあります。初級なら「おじぎをした」「お茶を出した」などの簡単な場面を使えばいいでしょう。
描写 びょうしゃ 濡れる ぬれる 雑巾 ぞうきん 級友 きゅうゆう
ALCにより
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