2008-07-20 21:51:02夏之子

櫻花紛飛時

桜色舞うころ
私はひとり
押さえきれぬ胸に
立ち尽くしてた

若葉色 萌ゆれば
想いあふれて
すべてを見失い
あなたへ流れた

※めぐる木々たちだけが
ふたりを見ていたの
ひとところにはとどまれないと
そっとおしえながら※

枯葉色 染めてく
あなたのとなり
移ろいゆく日々が
愛へと変わるの

どうか木々たちだけは
この想いを守って
もう一度だけふたりの上で
そっと葉を揺らして


やがて季節(とき)はふたりを
どこへ運んでゆくの
ただひとつだけ 確かな今を
そっと抱きしめていた

雪化粧 まとえば
想いはぐれて
足跡も消してく
音無きいたずら

どうか木々たちだけは
この想いを守って
「永遠」の中にふたりとどめて
ここに 生き続けて

(※くり返し)

桜色舞うころ
私はひとり
あなたへの想いを
かみしめたまま