2014-01-15 23:47:22蘇打水庵

亡くす

父方のおばあちゃんがなくなった。
朝起きがけに母からのメールでその言葉が飛び込んできた。

ながく入院していたし、いつかはくるだろうと思っていた。
だからここに来る前にもお見舞いにいった。
普段話しかけてもさわっても目しか動かさないのに
その時は口を開けてたぶん何かを言おうとしていたと思う。

それが最後になるだろうと思っていたから
割りと落ち着けているのかもしれない。
忙しい仕事の合間におばあちゃんとのことを思い出したりしていた。

感情をあらわさない無口な人だった。
昔は義理の父の世話が大変だったと聞いた。
きっとその仕事もあまり愚痴をいわずもくもくとやっていたのだろう。
突然おじさんがなくなったときも、息子を失ってショックだったと思う。
その辛さをあの無口でおだやかな人はどう処理していたのだろう。
そのあとのお嫁さんとの暮らしも大変だっただろう。
たまに帰ったときにだしてくれるごちそうがおいしかった。
イタドリの炒めもの。
いつかどこかでまた食べることができるだろうか。