■シド／４月６日（月）都内スタジオ

 　ニュー・シングル「嘘」と同日発売となる本誌６月号はシドの表紙巻頭大特集！　桜と共にこの春を彩ってくれたツアー“サクラサク”のイメージに合わせて薄紅色をコーディネイトした最新撮りおろしフォトも満開!!　大人気アニメ“鋼の錬金術師　FULLMETAL ALCHEMIST”（MBS・TBS系で放映中）のエンディング・テーマとして、先にオンエアされているこのタイトルトラックとカップリングまでを徹底解析したインタヴューでは、ライター加藤氏がおなじみ脱線方向で、メンバーのプライヴェートまで聞き出そうとする一幕も……?!　さらに４月11日に行なわれた日比谷野音でのライヴも速報!!　夏にはバンド史上最大規模の全国ツアーも発表された彼らの旬を詰め込んだスペシャル記事は必読です！　（文＝加納一美）

■YOSHIKI／X JAPAN／３月23日（月）＠都内某所、３月27日（金）＠シネマライズ＆渋谷トランプルーム、４月１日（水）＠ドン・キホーテ平和島店
 　

いよいよ数日後に迫ってきた、X JAPANの東京ドーム２デイズ公演。

　果たして５月２・３日は、本当にライヴが行われるのか…？　ベーシストは誰なのか…？　そして、６人目のメンバーとは一体…？

　直前になっても情報が漏れることなく、これだけ謎に包まれている公演も珍しいが、あのYOSHIKIが「やる」と断言しているのだから、間違いなく５月２・３日の東京ドームのステージにはX JAPANが立っていると、僕はそう確信しています。　本誌最新号では、そんなYOSHIKIをどこまでも追いかけました。そして、彼のすべての言動を記録・掲載しました。

　まず、５月１日に公開される映画『GOEMON』の記者会見。YOSHIKIにとって“もう一つのX JAPAN”と言っても過言ではないソロ・プロジェクト、VIOLET UKの新曲「ROSA」が主題歌としてフィーチャーされているのだ。ヴォーカルを担当したのは、昨年のX JAPAN＠東京ドームでの“VIOLET UKパフォーマンス”も記憶に新しいケイティ・フィッツジェラルド。名曲です。

　そして、渋谷シネマライズで行われたゴシック・ホラー・ミュージカル映画『REPO!』のサプライズ舞台挨拶と、場所をトランプルームに移しての記者会見。この映画にもVIOLET UKの新曲「VUK-R」が主題歌として提供されている他、映画全体の音楽プロデューサーもYOSHIKIが務めているのだ。

　最後は、４月１日にドン・キホーテ平和島店で開催されたファン・ミーティングの模様もフィーチャー。TOSHI（Vo）と、サポート・ギタリストのSUGIZOをゲストに迎え、さらにはYOSHIKIも電話で参加するなど、場内には不思議なムードが充満していたのだった。

　とにかく、５月２・３日の東京ドーム公演に向けてモチベーションを上げていきたい方にはピッタリの、読み応えたっぷりの“YOSHIKI全発言”をご堪能ください。　（文＝東條雅人）

■ナイトメア／４月12日(日）＠都内レコーディング・スタジオ
 　

５月13日にリリースされるニュー・アルバム『majestical parade』のインタヴュー……とはいえ、今回はYOMI（Vo）×RUKA（Dr）の二人に、普段とはちょっと違った切り口で迫ってみました。昨年リリースした前作『killer show』がライヴを意識した作品だったのに対し、今作はナイトメアのどんな特質が出ているのか熱い論議(??）が交わされるうちに、YOMIとライターさんに向かって“オマエ達は本当に単細胞だな”と言い放つRUKA。その真意は本誌にて!!

　そういえばこの日、YOMIはスタジオで豆腐を食べていたのですが、そこで２年前に初めて彼らに会った時のことを思い出しました……続きはブログにて!!　（文＝加納一美）

■清春／４月13日（月）＠フルフェイスレコード
 　

４月15日、超満員のNHKホールで彼のライヴを観ました。黒夢のセルフカヴァー・アルバム『MEDLEY』をプレイするソロ・ライヴだったわけですが、いきなり「棘」で始まってビックリするやら……思わずニヤリとしてしまいました。

　一瞬にして当時の記憶が甦り、自然と一緒に口ずさんでしまう黒夢のシングル・チューンを連打した前半を経て、５月にリリースされるニュー・シングル「狂った果実」以降のソロ・ナンバーは、さすがに気合いが入っていた清春。楽曲への、そして、そこに綴られた言葉への想いが“現在のリアル”だからこそ、それも当然だと思います。僕は“やっぱ詩人なんだよなー”と、改めて痛感させられました。

　本誌最新号では、そんな彼がエイベックス移籍第１弾シングル「狂った果実」の全貌を語り尽くしてくれました。アルバム『FOREVER LOVE』直後に生まれた、切なくも開けていく“狂った果実”の真意に、僕は唸る他ありませんでした……。（文＝東條雅人）

■メリー／３月21日（土）＠渋谷AX、３月27日（金）＠フールズメイト

ニュー・アルバム『アンダーワールド』を引っさげての全国ツアー第１弾“TOUR09 under-world［GI・GO］”ファイナル、４月30日（木）の中野サンプラザ公演を目前に控えたメリー。　今月は、同ツアーの初日である渋谷AX公演のレポートと共に、椎間板ヘルニアという名の地獄から生還したガラ（Vo）の復活インタヴューをフィーチャー。

　もちろん、まだ完治したわけではないと思うのだが、彼らは止まることを拒絶した。怒濤のサマー・ツアー“TOUR09 under-world［BURST］”を敢行することを発表したのだ。

　詳細はフールズ最新号で確認して欲しいのだが、それはまさに圧巻のスケジュールである。ケジメの振替公演を皮切りに、メンバーズクラブ“CORE”限定であるガラと健一（Ｇ）のバースデイ・ライヴ、さらには初の男限定ライヴをもブチ込んだ真夏のライヴハウス・サーキット。しかも、ライヴ会場限定で待望の新音源も発売されるというのだからワクワクが止まらない。メリーは今、本気である！　（文＝東條雅人）

■圭×万作[boogieman]／４月５日（日）＠都内某所＋タワーレコード渋谷店B1「STAGE ONE」

 
 ４月５日、晴れ。この日は圭の記念すべきソロ１stライヴ当日。デビュー前から彼を追い続けてきた本誌としては、当然、この機会を逃すわけにはいかないわけで、今回はそんなスペシャルな一日を余すところなくお届けすべく、朝イチから彼の動きをぴったりマーク。タワーレコード渋谷店の地下「STAGE ONE」で行われた“７曲限定”のレアな１stステージの模様はもちろん、当日のサポート・メンバーであり、baroqueの盟友でもある万作（boogieman）との、こちらもレアすぎる対談をフィーチャー！　いずれもフル・ヴォリュームでの展開が実現しているので、ぜひともお楽しみに！

　いやー、それにしても圭と万作が再び同じステージに立つという事実だけでも相当なサプライズでしたが、さらに演奏し、アイコンタクトを交し合い、笑顔でコミュニケーションを取る様子はすべてがどこか懐かしく、baroqueを知るファンにとっては一際グッとくるセッションだったように思えます。

　2004年12月25日＠Zepp Tokyoで行われたラスト・ライヴ“No Future”をもって解体したbaroque。あれから４年半――ライヴ時のみならず、撮影時・対談時も笑顔と笑い話が絶えなかった２人。その光景を目の当たりにすると、両者の関係性は解体をきっかけに崩れていくどころか、より強固なものへと変化していったように感じられました。果たして、現在に至るまでの２人の距離感・関係性はどのような経路をたどって変化していったのか？　その“変化”と逆に“不変の絆”を対談テーマに据えつつ、「互いに惹かれ合うトコロがある」と両者が語る共通項、「ベーシストとしても人間としても大好き」と圭が語る万作の魅力、「音楽にＮＧがなく、何でも吸収して自分のものにする」と万作が語る圭の魅力……など、お互いを良く知る者同士ならではのホットなコミュニケーションを、ほぼノーカットでパッケージ！　圭と万作の個々のファンは新たな彼らの表情に触れ、baroqueのファンには心のどこかに閉まってあった数々の懐かしい記憶が甦る瞬間だと思います。ではでは、そんなわけで独自の視点・感覚で、今月号も好きなように楽しんじゃってください。（文＝柳本　剛）