2020-09-21 16:22:10Dona

14南大沢駅周囲のスケッチ

ホストファミリー先は東京都八王子市下柚木にある。最寄り駅は南大沢駅だ。

  駅を中心に文教施設が近くにあり、そして住宅エリアが広がる。また、いくつかの商業施設が集積し、複合型ニューシティ(New City)と言える。

百瀬家がこちらに移って、今年は4年目だそうだ。。

 駅を出て、すぐ正面に見える建物はイトーヨーカドーというスーパーだ。でも、スーパーと言うよりも、小型デパートとも言えるだろう。スーパー、ドラッグストア、百円ショップ、服売り場、そして、寿司屋さん、ラーメン屋さんなどの食堂があるから。お母さんはほとんどここで食材を買う。

 駅の周辺に衣料品店、スポーツ用品店、そしてペットショップもある。それ以外、小さいながらもユニークなレストランも何軒がある。町並みの様子と建物の外観はすべて西洋風、そして建物の外壁にそれぞれ芸術感に富んだ絵が描いてある。だから、まったく日本風に見えない欧米のどこかに来たような気がする。休みの日、街は多くの人出、イベントの開催などで、またストリートパフォーマーが歌を歌ったりマジックをやったりして、凄く賑わう。

 東京の地下鉄網は四方八方に延びているから、住民の外出は公共の交通手段を利用することが多いだろうと思う。自家用車やバイクの利用者が比較的少ないから、こちらの空気はおいしい。また、駅と住宅地を結ぶ歩車分離の歩行者優先道路が敷いてあるから、こちらは本当に住みやすいところだと思う。

 それから、ここの住宅地には小型ゴミ焼却炉さえ設置してあるのだ。もし、台湾の自治体リーダーはそのいい所を学び、町を作り直す時、都市計画の青写真にもゴミ焼却炉の設置を入れて考えてみたら、もし、台湾の住民は自分の出したゴミを自分の土地で処理するという意識もあったら、多分「他人のゴミ、うちから出て行け!」などのスローガンを捧げて、抗議デモを行う住民も減るだろうと思う。

 街を通って、階段を上ると目の前に立つのは東京都立大学の校門だ。

 右へ曲がると、キャンパスを囲む道はホストファミリー先への道だ。駅から家まで徒歩約15分。しかも、それは桜並木道なのだ。桜のシーズンになると、桜トンネルになる。桜が咲く前、ここを通るたびに、何となく頭をあげて桜の木を仰ぐ。「まだか?まだか?」と心の中で聞きながら、松たか子さんの「桜の雨、いつか」という歌を歌っていた。「桜の雨が降る、夢が今虹を越えてく‧‧‧‧」

 枯れ木、新緑、そしてつぼみの時期を渡って、つぼみが綻んだ姿を見て何だか興奮だった。満開の日がいよいよ来るのだから。また、見ごろの終わるちょっと前、そよそよ吹いた風で、花びらがはらはらこぼれ落ちた。桜吹雪ではなく、きれいな桜の雨だった。望みに望んだことがやっと叶って嬉しかった。でも、今年は雨のせいで、もろい花びらが落とされて散ってしまった。昔の人のように花びらを葬ろうと思ったわけではなく、単に見ごろが短くなっちゃって、惜しいなという思いがした。

驚喜 2021-02-16 15:45:24

祝幸福安康~~
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