猪木氏訪朝、許可せず=自民方針

自民党は21日、日本維新の会のアントニオ猪木参院議員らが大型連休中に計画している北朝鮮訪問について、不許可とする方針を固めた。政府は北朝鮮への制裁措置の一環として、国民に渡航自粛を求めており、「猪木氏らも渡航を見送るべきだ」(自民党幹部)と判断。近く開かれる衆参両院の議院運営委員会で、不許可を決める。
 訪朝を検討しているのは、猪木氏のほか、松浪健太、石関貴史、阪口直人各衆院議員と清水貴之参院議員。自民党関係者によると、首相官邸も渡航許可には慎重な考えという。
 これに対し、維新関係者は「国会の許可が出なければ、訪朝は見送ることになるだろう」と述べた。