４月９日

　奉納大相撲とは、神仏に喜んでもらうために、その前で相撲の競技を行うこと。

日本相撲協会による奉納大相撲が、本場所が終わって、毎年恒例行事として行われている。しかし、入場料が必要な神社もあるそうだ。しかも４０００円ぐらいなのだ。高い！

　先日の午後、その大相撲の看板を靖国神社をのんびり歩き回った時に見かけた。４月９日（金曜日）、そして、「入場無料」とちゃんと書いてあった。お母さんの大好物なので、家に帰って、急いでお母さんに話した。お母さんは「黄さんも一緒に見に行こうよ。せっかくのチャンスだから。相撲が大好きだけど、本場所の入場料が高いので、いつもテレビの中継ばかり。」と言った。お母さんの話を聞いて、学校をサボろうかと考え始めた。

　思いがけず、学校のアウトドアイベントが隣にある靖国神社の奉納大相撲ということを昨日になって、学校から知らせられた。「うふふ、それはよかったじゃん、授業をサボらなくても、見に行ける」と思った。お母さんは喜んで楽しみにしていた。

　今日、神社へ行く前、まず、授業で相撲に関する知識を受けた。私は一緒に来ていたお母さんに「どうして日本のお爺ちゃんやお婆ちゃんは相撲が好きですか？」と聞いたら、「ルールが易しい、勝負も易しく分かる」とお母さんは答えた。なるほど！

　その後、神社へ行った。本番では、横綱の朝青龍をはじめ、合計２００人の力士が参加していると聞いた。朝青龍が出てきた瞬間、雰囲気が最も盛り上がった。会場は大きな拍手と声援に包まれた。

　お母さんのアイドル‧朝青龍のクローズアップ撮影を撮るために、私は後ろから先頭の絶好場所にそっと移った。お母さんの念願が叶えられてよかった。