24二つの年中行事~節分とひな祭り
その1
2月2日 節分
今日授業の始め、学校で唯一の男先生はクラスに鬼の面をかぶって来て、鬼を演じた。そして、女先生たちは学生みんなに豆を配って、「皆『鬼は外福は内』と唱えながら、鬼を演じた先生の体に豆を力強く撒いてください」と言った。今日は日本の年中行事の節分だったのだ。
節分とは立春、立夏、立秋また立冬など季節の始まりの日の前日のことだ。この日、日本人はこの二つのことをする。その一つは炒り豆を撒くこと、もう一つは自分の年の数の豆を食べること。 豆を撒くことは、そのことにより、邪気を追い払い、一年を通して無病息災を祈るという意味だそうだ。でも、ここ数年間、豆のかわりに、炒りピーナツを撒く人もいるらしい。夕方に、ホームステイ先で豆ではなく、炒りピーナツを食べた。
また、節分になると、多くのスーパーでは、特別コーナーを設けて福豆を売る。包装用の厚紙に鬼の面が印刷してある。父親がそれをかぶって、鬼を演じる。でも、百瀬家のお父さんはもう年だから、それは無理だろう。
その2
3月3日 ひな祭り
ひな祭りとは女の子が健やかで幸せに成長できるよう祈る年中行事だ。
今日の晩ご飯は散らし寿司だった。ひな祭りの日に食べる寿司だそうだ。それはイメージした寿司と違って、酢飯の上に錦糸玉子(きんしたまご)、刻み海苔、また紅生姜などの具を散らして載せて作られた寿司だ。
また、この日、娘のいる家庭は雛人形を飾ること。昔は一切の災厄を人形に移そうと、人形を川に流すそうだが、時代の変わりと共にやり方も変わってきたようだ。その日の四日後、有子ちゃんがテレビの上に飾ってある人形を片付けた。来年また飾るそうだ。これは本当のことなのかよく知らないけど、お母さんは「そのまま片付けずにいると有ちゃんがお嫁さんになれない」と私に冗談っぽく言った。
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